バイクを置けるトランクルーム:バイク専用3タイプと、宅配型では預けられない理由
マンションの駐輪場が心配、屋外の青空駐車で雨ざらしは避けたい、そんな理由でトランクルームを検討する方は多いはずです。ただし、いわゆる「宅配型トランクルーム」は荷物を専用の箱に詰めて送るタイプのサービスであり、バイク本体はその箱に収まりません。バイクを預ける場所は、店舗型・バイク専用のトランクルームが基本になります。選び方のポイントは「雨風を防げるか」「外から車種が見えず防犯面で安心できるか」「出し入れがしやすいか」の3点に集約されます。本記事ではこの3点を軸に、バイク専用タイプの特徴と、ヘルメットなど用品だけを分けて宅配型に預ける方法を整理します。
まず結論:バイク本体は宅配型の箱プランでは預けられない
宅配型トランクルームは、専用の箱(BOX)に荷物を入れて、預け入れと取り出しを宅配便でやり取りする仕組みです。たとえばminikura HAKOの場合、箱のサイズはレギュラーが38×38×38cm・20kgまで、ラージが68×45×38cm・25kgまでと決まっています。この箱サイズと重量制限を見れば分かる通り、原付や中型・大型バイクの本体はそもそも箱に入らず、対象外です。
一方で、ヘルメット・ライディングジャケット・グローブ・ケミカル用品といった「バイク用品」であれば、サイズと重量の範囲内に収まるものは宅配型の箱で預けることが可能です。本体と用品では預け先が分かれることを押さえておくと、サービス選びで迷いません。
なお、宅配型サービスの中にはスペース単位で荷物を預かるプランを用意している事業者もありますが、二輪車の取り扱いについて公式に明記されているかどうかは事業者ごとに確認が必要です。本記事執筆時点で確認できた範囲では断定できる情報がないため、バイク本体については「バイク専用・店舗型で探す」ことを基本の方針としておすすめします。
バイク専用の3タイプ(ハローストレージ公式)
バイク専用のトランクルームには、設置形態によっていくつかのタイプがあります。ハローストレージの公式ラインナップでは、ボックスタイプ・パーキングタイプ・ガレージタイプの3つが紹介されています。それぞれ防犯性や使い勝手が異なるため、自分の重視したいポイントに合わせて選ぶとよいでしょう。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ボックスタイプ | 二重ロックに加え、幅広いラダーレールで足を付けたまま乗り入れ可能。小物やヘルメット用の収納棚を完備し、独立したボックス構造のため風雨による汚れや腐食も防ぎやすい。 | 雨風からしっかり守りたい人、用品もまとめて収納したい人 |
| パーキングタイプ | 屋外の駐輪場タイプ。バリカー(車止め)を設置している駐車場も多く、比較的リーズナブルな価格帯が中心。 | とにかく置き場所の確保を優先したい人 |
| ガレージタイプ | 屋内スペースを他の利用者と共同利用。電動シャッター、防犯カメラ、専用キーによる認証セキュリティ、電源コンセントを備える物件がある。バイク装備品を収納できるロッカーは別料金での設置。 | 防犯性・雨風対策を最優先したい人 |
ただし、これらの設備はあくまで公式ラインナップとして紹介されている内容であり、実際に備わっている設備は物件ごとに異なります。契約前には、検討している物件に何が付帯しているか個別に確認することが欠かせません。
ハローストレージ公式の注意点
ハローストレージでは、屋内型トランクルームを除けばバイクの収納が可能とされています。ただし、収納できるかどうかは車体の大きさ、部屋のサイズ、配置によって物件ごとに異なります。そのため、サイズ・バイクを出し入れする前方スペース・段差の有無は、必ず内覧をしたうえで申し込むことが推奨されています。カタログやウェブサイトの情報だけで判断せず、現地での確認を前提に考えておくと安心です。
もうひとつ見落としやすいのが、ラダーレール(段差を越えるための板)です。ハローストレージではラダーレールの販売・レンタルは行っていないため、必要な場合は自分で用意する必要があります。
料金面では、月々の支払いは「使用料+管理費+安心保証パック」という構成になっており、具体的な金額は物件ごとに異なります。また、1年に1度、使用料0.5か月分が更新料として発生します。さらに、最短利用期間は申込月から翌月末までの約2か月間と定められており、短期間だけ試しに借りるという使い方には向きません。バイク専用物件の月額そのものは物件差が大きいため本記事では掲載していません。気になる物件が見つかったら、公式の物件検索や見積もりで確認するのが確実です。
なお、トランクルーム全体のおおまかな料金相場については「トランクルームの料金相場」でも整理しています。
用品だけなら宅配型も使える
バイク本体は専用・店舗型で預けるとしても、ヘルメットやジャケット、グローブ、ケミカル用品といった付随する荷物まで一緒に保管場所を探す必要はありません。これらは宅配型トランクルームの箱に収まるケースがあり、自宅の収納スペースを圧迫せずに済みます。
たとえばminikura HAKOのラージプランは月額520円(税込)、箱のサイズは68×45×38cm・25kgまでです。取り出し送料は1,320円ですが、1年以上預け入れているBOXについては取り出し送料が無料になります。また、13か月目以降は月額が480円に下がる長期割りも用意されています。初期費用や預け入れ送料は0円ですが、BOXのお取り寄せから翌々月までに荷物が倉庫に到着しない場合は、1か月分の保管料が1度だけ発生する点には注意しておきましょう。
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 月額(ラージ) | 520円 |
| 取り出し送料 | 1,320円 |
| 13か月目以降の月額 | 480円 |
| 1年以上預けた場合の取り出し送料 | 無料 |
たとえばシーズンオフの6か月間だけヘルメットやジャケットを預けると仮定すると、月額520円×6か月+取り出し送料1,320円で、合計4,440円という簡易計算になります(初月の日割りは考慮していない概算です)。こうした用品の預け先は宅配型、バイク本体の置き場所はバイク専用・店舗型というように役割を分けることで、自宅のクローゼットや玄関まわりにもゆとりが生まれます。なお、宅配型サービスを総額で比べたい場合は「宅配型トランクルーム比較」も参考にしてください。
選ぶときのチェックリスト
バイク専用のトランクルームを内覧する際は、以下の項目を確認しておくと申し込み後のミスマッチを防げます。
- 車体の寸法と、収納スペース(部屋)の寸法が合っているか
- バイクを出し入れする前方スペースが十分に確保されているか
- 段差の有無と、ラダーレールを自分で用意する必要があるか
- 鍵の種類(二重ロック、専用キー認証など)
- 外から車種や所有物が見えにくい構造になっているか
- 出し入れ可能な時間帯が24時間かどうか
- ヘルメットや工具など用品の置き場所が確保できるか
屋外型のトランクルームは断熱材が使われているものの、内部の温度は外気温プラス5度前後になるとされています。コンテナ前まで車両を乗り入れられるといった使い勝手の良さがある一方で、空調管理された屋内型とは温度環境が異なる点は理解しておく必要があります。出し入れできる時間帯は物件ごとに確認し、一緒に保管する用品の素材に合う置き場所を分けて考えると安心です。
引っ越しで荷物を一時的に預ける場合は、期間別の総額を整理した記事「引っ越しの一時保管」もあわせてご覧ください。
まとめ
バイク本体は宅配型の箱プランでは預けられず、置き場所はバイク専用・店舗型のトランクルームで探すのが基本です。ボックスタイプ・パーキングタイプ・ガレージタイプという3つの選択肢から、雨風対策・防犯性・予算のバランスを見て選び、契約前には必ず内覧でサイズや前方スペース、段差を確認しましょう。一方、ヘルメットやジャケットなど付随する用品は、宅配型トランクルームに分けて預けることで自宅の収納にもゆとりが生まれます。本体はバイク専用・店舗型、用品は宅配型という使い分けは、総額で見ても防犯面で見ても無理のない選び方だといえます。
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バイクそのものは宅配型では預けられません。バイク専用タイプのある置き場かどうかが、探し方の出発点です。ヘルメットや用品だけを宅配型に分ける手もあります。